英語指導の目的と目標
英語指導の目的
SDGs憲章の実現を目指し、教育の機会の均等のため活動します。

英語指導の目標
子どもたちが将来英語を使ってコミュニケーションが取れるようになり、夢をもって自身の未来を切り拓いていくことができるようにすることです。
英語指導について
授業の心得
1授業開始と終了のあいさつは、しっかりと
孤児院に滞在し、一緒に生活をするため子どもたちとの距離も近くなります。友達のように近くなりすぎると授業の進行がうまくいかなくなってしまいます。
指導する者と教わる者の関係を保つため、開始・終了のあいさつはしっかりしましょう。

2発音、アクセントを大切に
カンボジアの言語であるクメール語は、最後の音が消えてしまいやすい言語です。そのため、英語でも最後の音が消えがちです。例えばbookを「ブッ」fiveを「ファイ」、iceを「アイ」と発音するような感じです。
先生が見本で発音する時は、ゆっくりと最後の音まで丁寧に発音しましょう。
3正しいアルファベットの書き順を
クメール文字は下から書き上げる文字が多いため、アルファベットも下から書いてしまう生徒もいます。
そうすると「g」と「9」の見分けがつかなくなってしまします。
正しい書き順を指導しましょう。

4文法指導よりも、話す力を身に付ける
クメール語での指導ができない私たちは、どんなに頑張って文法を説明しても伝えることは困難です。
「an apple」「a cat」で aとanの違いを説明するよりも、何度も単語を聞き、発声する中で、
自然と「an apple」「a cat」と覚えられるように指導しましょう
5文字だけでなく、絵や動作をつけてイメージで教える
下記のように言葉に言葉にポーズをつけるだけで覚えやすくなります。

6できる生徒に手伝ってもらう
学力の個人差を利用し、できる子に英語の下にクメール語の訳をかいてもらうと他の生徒の理解が進みます。

7授業準備は綿密に
子どもたちの前で次は何をしようか考えたりしてしまうと、進行が間延びしてしまい子どもたちの集中が途切れてしまいます。また、先生の不安げな様子に、子どもたちは先生への信頼を失くしてしまいます。
そうならないためにも授業の前に授業の進行表や板書の下書きを作成しておきましょう。

8子どもたちをよく見る
一方的に指導するのではなく、生徒ができているかどうかを必ず確認しましょう。
・口を開いているか
・発音はできているか
・理解しているか
生徒が学ぶことができているかを確認することが大切です。
9子どもの名前を憶えて呼ぶ
名前を呼んでもらうことは、うれしいことです。名前を憶えて積極的に呼んであげましょう。
孤児院に到着後に、名簿をお渡しします。
10学ぶことの楽しさを
学齢の差、学力の差があります。
なかには、今まで学ぶ機会を多く得られずに育ってきた生徒もいます。
理解できていないのにどんどん進んでいく授業は、彼らにとって、とても苦痛です。
できている生徒に合わせるのではなく、できていない生徒も理解できるように指導し、
「できるようになること」の楽しさを教えてあげてください。
授業のルール
①授業中、食べ物を食べない。
②友達を叩かない。
③姿勢を正して座る。肘をつかない、膝を立てない、前を向く。
④ゴミはゴミ箱に捨てる。
⑤必要のない物は机の上に置かない。
⑥先生のスマホやパソコンはむやみに触らない。
⑦時間を守る。

授業の概要
【英語 4~6年生クラス】 月~金 8:00am~ 6:00pm~ (1コマ40~60分)
学齢は4年生~6年生と言っても、カンボジアは小学校でもテストにパスできないと進学ができないため、年齢は10歳から16歳までの生徒がいます。
学齢差、学力の差がありますが、授業の内容はできている子に合わせるのではなく、できていない子が、内容を理解し、習得できるように進めてください。
授業の流れの例
①はじまり挨拶
② 先生の英語の指示を聞き、生徒は指示通りに身体を動かす
③英語の歌を歌う
④ボキャブラリーを増やす
⑤テキストまたはインターンの先生が決めたテーマを教える
⑥アルファベットや単語を書く
⑦おわりの挨拶
①はじまり挨拶(カンボジアの小学校で行われている挨拶です)
生徒:Good morning, teacher.
Good morning, my friends.
先生:Good morning, everyone.
Sit down, please.
② 先生の英語の指示を聞き、生徒は指示通りに身体を動かす
授業のはじまりは、生徒が集中しやすいように、身体を動かしながら英語を教えます。
先生の「Stand up」「Sit down」「Touch your eyes」などの英語の指示を聞いて、身体を動かします。
③英語の歌を歌う
英語の歌を使い、必要な単語を身に付けます。
慣れてきたら動作を付け加えるなど課題を取り入れ、生徒が楽しく学べる工夫をします。
③ボキャブラリーを増やす
テキストの構成は、
- Key words and phrases
- Conversation
- Practice
となっています。テキストに沿って指導してください。
テキストを読み取り、このUnitで生徒たちに何を身に付けさせたいか、
目標設定して指導にあたってください。
例えば、このUnit9なら、
「in khmer」「in English」 を理解し、使えるようになることを目標にします。
教室にある物などを指し示し、このフレーズの使い方の例を見せます。
子どもたちが授業以外の時間も、日常的にこのフレーズを使えるようになることが目標です。
Conversation は会話の練習です。
生徒同士でペアワークは、自主的に進めることが難しい学齢ですので、
先生 対 生徒全員
先生 対 列ごと
先生 対 指定した一人
のように先生が生徒のワークを評価できる状態で進めていきましょう。
Practiceをします。
テキストは他の村の子どもたちと兼用ですので、書き込みしないように指導してください。
this, thatのように別途に指導が必要と感じるものがあれば、時間をとって指導してください。
(主格やBe動詞なども解説なしにテキストに使用されているものもありますので、必要に応じて指導してあげてください)
⑤インターンの先生がテーマを決めて教える時間
1週間ほどの期間で1~2テーマを教えます。
動きやリズムをつけたり、ゲームを取り入れたりして
子どもたちが英語を活用できるように指導します。
(これまでに指導したテーマ)
ABCの歌 The Alphabet Song | Learn The ABCs | Finny The Shark
英語でじゃんけん rock scissors pepar 123
Phonics song Phonics Song 2 (new version)
⑦おわりの挨拶
生徒:Good bye, teacher.
Good bye, my friends.
See you tomorrow.
先生:Good bye, everyone.
See you tommrow.
指導内容
The Alphabet Song | Learn The ABCs | Finny The Shark
Head Shoulders Knees & Toes | @CoComelon Nursery Rhymes & Kids Songs
【遊びを通して学習する時間】
・おりがみ
指導目的 ・集中力を養う(じっと座って物事に取り組むトレーニング)
・指先のトレーニング(折り紙の端と端を合わせてきれいに折るトレーニング)
・空間認知能力と記憶力を高める(形を想像しながら、手順を覚えるトレーニング)
手裏剣、ハート、カエルを教えています。折り方を覚えてきてください。
【折り紙】手裏剣の折り方を解説✨飛ばして遊べる【保育園・幼稚園】
【簡単 かわいい】折り紙 ハートの紙風船/ハート立体/origami/heart/paper balloon
・豆つかみゲーム
指導目的 ・手先のトレーニング
・ルール―を理解して、ルールを守ることを学ぶ
・英語の数字を使えるようになる
「豆つかみゲーム」とは、皿を二枚用意して片方の皿に大豆をいっぱいに入れ、
お箸を使ってもう片方の皿に豆を移すという簡単なゲームです。
2人対抗戦でも、移す豆の数を初めに決めてタイムトライアルでもOKです。
英語で数字を言う、じゃんけんをするなどして学びのあるゲームにしてください。